【Slimミステリー】eMAXIS とeMAXIS Slim

ほか
May your wishes come true.
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かーちゃん、そういえばeMAXIS Slimという名称の由来を調べていなかったなと思い、探ってみたところ、思いのほか裾野が広いことを知ったので改めてまとめてみることにしました。

eとMAXISとSlim

さて、eMAXIS Slimとは別にeMAXISというシリーズがあることは知っていたのですが、調べてみるとそのさらにオオモトとしてMAXISなる存在がありました。その案内によると、

「MAXIS(マクシス)」は、三菱UFJ国際投信が運用するETF(上場投資信託)シリーズです。このブランドには「最高(MAX)の品質」や「お客さまの投資の中心軸(AXIS)」をめざすという三菱UFJ国際投信の思いが込められています。

出典:三菱UFJ国際投信 MAXISの特長

素晴らしいネーミングではありませんか。

ここに「eコマース」の「e」を付加してeMAXISが誕生したようです(参照:三菱UFJ国際投信 ポートステーション 資産運用サポーター ~eMAXISを支える人たち~ 第1回 eMAXIS誕生!

Slimに関しては、そのままスリム=ほっそり、すっきりしたバージョンととらえて問題なさそうです。可能な限りコストを抑えるために無駄をそぎ落としていることを名をもって表したいのでしょう。

ここで、かーちゃんふと疑問に思いました。低コストを目指していただくのはもちろん大歓迎なのですが、つまりSlimではないほうのeMAXISは高(すくなくとも低ではない)コストというわけですよね?なぜわざわざ2種類用意する必要があるのでしょう?ひっくるめて低コストを目指すことはできないのでしょうか?

そもそも、eMAXIS SlimがSlimにした無駄(?)とはいったいなんなのでしょうか?

新興国株式インデックスの場合

とりあえずeMAXISeMAXIS Slimを比較すべく、同じ「新興国株式インデックス」を取り上げてみましょう。

目を引くのは、歴然とした信託報酬の差です。

ともに「MSCI エマージング・ マーケット・インデックス」との連動を目指しているので投資対象に変わりはないはずです。

異なる点を挙げるとしたら、eMAXISには「株式の一銘柄制限」欄が設けられているところでしょうか。同一銘柄の株式への実質投資割合に制限を設けていないようです。

純資産総額も倍ほど異なりますが、かたや2009年に設定されたeMAXISとかたや2017年に設定されたeMAXIS Slimでは異なって当然でしょう。

eMAXIS新興国株式インデックス運用実績

eMAXIS Slim新興国株式インデックス運用実績

では、この信託報酬の違いはいったいどこから来るのか。

余談ですが、2017年以降eMAXISの純資産総額が右肩下がりですよね。つまりみなさんSlimに移行(?)しているわけで…なんだかかわいそうですが、いたしかたありません!

鍵は「Slim」にあり

そう、だから、Slimなのです。

なにがSlimなのかというと、他でもない販売方法でした。

eMAXISは大手から地銀に至るまで幅広く、実店舗でも販売されています。

販売会社一覧 | eMAXIS
三菱UFJ国際投信が...

かたやeMAXIS Slimはネット証券を中心とした15社のみ(2019年9月23日現在)。

とことんコストを追求する投資信託、eMAXISSlim(イーマクシス・スリム)
業界最低水準の運用コ...

おおざっぱに言ってしまえば、保険でいうところの「代理店型」と「ダイレクト型」というわけなのです。

「ダイレクト型」にすれば人件費や間接経費が大いに削減され、結果として信託報酬が低くなります。

ここでさらなるポイントとなるのは設定年です。

時を2015年、もしくは2016年辺りに戻しましょう。2009年にスタートし、すでに多数の販路を持ち、純資産総額が300億円に上るeMAXISの信託報酬はそう簡単に削減できるものではありません。でも、

来る投資オセオセ時代(iDeCoやNISAといった制度が国を挙げて推進される時代=now)に向けてより多くの人々を惹きつける商品を用意したい

と、三菱UFJ国際投信は思ったはずです(恐らく)

そこで、新しく販路を限定したeMAXIS Slimをつくったのです(恐らく)

結果、eMAXISeMAXISとして存在し続け、新しいeMAXIS SlimeMAXIS Slimとしての道を歩みはじめたわけです。

ミステリーの裏にはストーリー

いやあ、おもしろいですね。

1つのシリーズ商品を追うことでこんなふうに物語が展開するとは(空想も交えてますが)思いもしませんでした。物語好きなかーちゃんにとってはたまりません。

ちなみに、eMAXISシリーズには他にもeMAXIS +(プラス)eMAXIS Neoなるものがあるようです。

eMAXIS(イーマクシス)シリーズとは? | eMAXIS
eMAXIS(イーマ...
  • eMAXIS +:エネルギー分野(石油や天然ガス)や農業分野(小麦や大豆)をはじめとするコモディティ(commodity=商品)を投資対象とした商品
  • eMAXIS Neo:宇宙開発やロボット、ナノテクといった未来を担いそうな分野にそれぞれ特化した商品を用意したシリーズ

おお、どちらもSBI証券ではNISA枠として購入できますね。はやぶさにエールを送っているかーちゃんとしては、この辺りを考慮してみてもいいかもしれません。

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