【投資信託とETF】なぜ信託報酬に差が出るのか

ほか
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投資信託とETFを比較したときに、なぜ信託報酬に差が出るのか、疑問に思われたことはありませんか?かーちゃん、ちょっと不思議だなと思うところがあったので、調べてみることにしました。

なぜ投資信託よりもETFのほうが信託報酬は低くなるのか?

まずは投資信託とETFについて、いまいちど、その違いを比較してみましょう。

投資信託 ETF
上場 していない している
取得価格 1日1回算出

(注文時にはわからない)

リアルタイム

(注文時に判断できる)

最低購入金額 ほぼ100円から1円単位で購入できる 株価×取引単位
信託報酬 高め 低め
対象 さまざま さまざま
分配金・配当 あったりなかったり

(無分配型もある)

あったりなかったり

(ほとんどある)

運用の形 パッシブとアクティブがある おもにパッシブ

表にもあるようにほとんどの場合、ETFの信託報酬は投資信託の信託報酬よりも低く抑えられています

さて、ここでかーちゃんは疑問に思ったのです。

なぜ投資信託のほうがETFより信託報酬が高めなのだろうか?

と。

上場していないよりも上場しているのほうが、手間がかかりそうではありませんか?

1日に1度しか変動しない価格で取引するよりも頻繁に変動する価格で取引するほうが、手間がかかりそうではありませんか?

1円単位での購入を処理するのはかなり大変そうですが、投資信託の基準価格の算出は1日1回で、注文から受渡までの日数もしっかりかかります。その分手間が分散されるように感じるのはかーちゃんだけでしょうか?

また、パッシブよりアクティブのほうが高くなるのは理解できますが、同じパッシブでも差が出るのはどういうことでしょう?

上場しているからこそ信託報酬が安い

そう、一見手間のかかりそうな「上場」が鍵なのです。

投資信託の信託報酬は「運用会社」「販売会社」「信託銀行」それぞれに支払われているのですが、上場しているETFはこのうちの「販売会社」分がいりません(参照:投資信託協会 ETFってなんだろう? メリットとリスク

また、運用面でも違いがあります。

投資信託は投資家が投入した資金をもとに運用(株式の購入など)をしていますが、ETFは投資家の資金と運用が直結していないのです(参照:日興アセットマネジメント ETFとは? ETFの仕組み

つまり、投資信託は投資家が売買するたびに対象としている株式などを売買する=売買にかかる税金や手数料も信託報酬にのっかってくるのですが、ETFはその影響がすくないというわけです。

なるほど。「上場」という場所と「運用」の仕組みによって、信託報酬を低く抑えることに成功しているのですね。

そうなのです。

ETFは投資信託をただ「上場」したものではなく、保有コストが抑えられるように工夫の凝らされた金融商品なのです

信託報酬は安ければいい?

安かろう悪かろう、とまでは行きませんが、この信託報酬を低く抑える仕組みが逆にデメリットにもなり得ることを忘れてはいけません。

ETFも投資信託と同様、運用の成果と需要によって価格が変動するわけですが、「上場」していることでその変動がより大きくなる可能性が高くなっているのです。

また、信託報酬が高めだからといって投資信託がよくないわけでもありません。

投資信託にも信託報酬が低く抑えられた商品はあり(ETFには負けてしまいますが)、その多くは100円から購入できるので(ETFは株価×取引単位が最低ライン)コツコツとすこしずつ投資できるメリットがあります。

ところで、近年のETF人気に便乗して多様性をともなわないエセファンドがちらほら見受けられるようになっているとか(参照:Nerd Wallet “What Is an ETF?”

ETFだからといって諸手を挙げて歓迎するのではなく、きちんと吟味することが大切だということですね。

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