【ETF】の歴史:ニューフェイスとしての勢いとそこから派生しうるもの

History
Be careful not to burn.
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株式、証券取引所、投資信託とくれば、次は「ETF」でしょう。

ETFは比較的新しい金融商品ですが、登場した瞬間から人気を集め、いまやETFなくして投資界は語れない、ほどの存在にまで登りつめています。このニューフェイスはいつ誕生し、どのような変遷をたどってきたのでしょうか。

「ETF」第一歩、の前に試みとして

さて、株式や投資信託もそうであったように、ETFについてもその考え方のもととなるものは以前からありました。ETFの場合、インデックス・ファンドがその根っこにあたると言えます。

インデックス・ファンドは1970年代にはじめて世に出るとすぐさま投資家の心を鷲掴みにします。そして、インデックスと連動させた商品に一定の需要が見込めることを理解したつくり手は、より入手しやすい(=安価で、シンプルで、即金性のある)商品を模索しはじめたのです。

そうこうして、1989年に登場したのがS&P 500との連動を目指すIndex Participation Shares (IPS)という商品でした。

このIPSさん(細胞のほうではありませんよ)、文字通りIndex(インデックス)にParticipation(参加、関連=連動)するShares(株式)として注目を集めたのですが、残念ながら、株式というよりは先物色が強いので先物市場で取り扱うべきだと横やりが入ったために世界初のETFとはなりえませんでした。

「ETF」第一歩、から怒涛の二歩、三歩、四歩…

というわけで、世界初のETFと言われているのは翌1990年にカナダのトロント証券取引所で産声をあげたToronto 35 Index Participation Units(TIPs 35)だとされています。

株式が1602年、投資信託が1774年にそれぞれ誕生したとすると、すこしスパンが空く形になりますね。

アメリカでは1993年に登場したS&P 500 Trust ETF(SPDR、愛称:スパイダー!)が初のETFになります。ただし、このスパイダーさん、当初は機関投資家にのみ売買され、個人投資家へとオープンになるのはもうすこし時間がかかりました。

とはいえ、1996年にはバークレイズ社が、2001年にはヴァンガード社がETFを投入、その後も続々と新ETFが加わり、1993年には1本だった数も2009年には100本を超え、現在その数は5,000本を超えるとも言われています。

その純資産総額もうなぎのぼり(参照:statista, Total net assets of ETFs in the U.S. 2002-2018

さすがに歴史のある投資信託と比較すると額では劣りますが、(参照:statista, Total net assets of US-based mutual funds worldwide 1998-2018)その勢いは見るに明らかです。

「ETF」第一歩、とその余波

このように、ETFはその手軽さもあいまって高い人気を誇ることになったわけですが、人気が集まりすぎるゆえにちょっとした余波をもたらしうることを忘れてはいけません。それは他でもない、需要の変動による市場価格の不安定さです。

まあ、これはどこの世界にもある話で、例えば大人気のタレントAさんも人気を集めているうちはいいのですが、なにか1つヘマをやらかしただけで評判がガタ落ちになる、というような話が、そのまま金融界にも当てはまるわけです。

近いところでは今年(2019年)2月のサンバイオ(4592)、2017年のビットコインがわかりやすい例かもしれません。諸々な理由が挙げられますが、こうした暴落の前段階には共通しているものがあります。

過度の期待と信頼です。

サンバイオしかり、ビットコインしかり、人気ものは得てしてきちんとした裏付けもなくこれはいける!将来性がある!と見込まれてしまうのです。それが行き過ぎてしまうと興ざめのスピードにも凄まじいものがあるわけです。

ただし、ETFはそのほとんどがインデックスに連動するよう設定されています。すくなからず乖離があるとは言われておりますが、母体としているインデックスが右肩上がりなのに追随するETFが右肩下がりということにはならないでしょう(その逆もまたしかりなところは愛嬌ということで)

あ、もちろんベア(熊)さんなどタイプによって異なる動きを見せるものもありますが、それでも「連動」して(すくなくとも目指して)いますよね。

「ETF」第一歩、に続く足跡は輝きを保つのか

それにしても、改めてstatistaで提供されているグラフを見てみると・・・

見事な急上昇ですね。

これが株価だったらと思うとゾッとするような勾配です。幸いなのは、2018年にかけてすこし低下した(=落ち着いた?)ことでしょうか。ここに2019年の数値がどのように加わるかは注目どころだと思います。

この人気に陰りが見えたとき、もしくはETFに代わる魅力的な金融商品が登場したとき、彼らがどのような立ち位置をキープ(または進化?)するのか。

想像するとワクワクするのはかーちゃんだけでしょうか?

参照サイト

この記事を作成するにあたっては以下のサイトを参照しました。

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