【配当金】RDS.Bから航空業界の未来に思いを馳せて

NISA
Sometimes you just need to stop and look around.

先日、はじめてのアメリカ個別株としてロイヤル・ダッチ・シェル(RDS.B)を購入したダーリンのもとに配当金が入ってまいりました。この機会に、近ごろ話題の「飛び恥」に関連したシェルさんの動きを追ってみましたので、あわせてご報告します。

シェルさんからの配当金

ダーリンがシェルさんを購入した経緯についてはこちらをご参照いただくとして、

まずはサクッと配当金額をお伝えしましょう。

さすが高配当株の筆頭に挙げられるシェルさん、今回は0.94USドル/1株の配当ということで、12株と少ない所有ながらも、11.28USドル(SBI換算1,224円)の配当金を頂戴しました。

ちなみに、1株当たりの配当金額は2014年以降増減なしです。

そして、肝心の本体の状況はといいますと、

なんと、わずかばかり減ってはおりますが、それほど変化しておりません。

ちょっと高値掴みしそうだな、と思いつつ購入していたので、これは予想外の展開です。より株価が下がったら買い増す予定でしたが(現に権利落ち後に3株買い足したため、現在の保有株数は15株となっています)、しばらく様子を見ることになりそうです。

ところで…

最近「飛び恥」(英語でもそのまま “flight shame” と言います)が話題になっておりますが、シェルさんがそこのところに関連した動きを見せているのでご紹介しましょう。

ブリティッシュ・エアウェイズとともに

2019年8月とすこし前の話にはなりますが、英国の大手航空会社ブリティッシュ・エアウェイズが新たに取り組む事業を発表しました。

BRITISH AIRWAYS ONE STEP CLOSER TO POWERING FUTURE FLIGHTS BY TURNING WASTE INTO JET FUEL
Plans submitted to develop UK and Europe’s first commercial waste to jet f...

そう、シェルさんと協力して航空機燃料の製造に取りかかるというのです。

それもゴミから作り出すとか。

両者は再生可能燃料の開発に取り組んでいるVelocys の子会社でもあるAltalto Immingham Limitedと共同でこの事業を立ち上げ、ゆくゆくはこのゴミから作った燃料、すなわちSustainable Aviation Fuel (SAF、持続可能な航空燃料)によって飛行機を飛ばしたいそうです。

ブリティッシュ・エアウェイズはかねてより再生可能燃料を航空機に用いることに意義を見出していたようで、クランフィールド大学と共同で The BA 2119: Future of Fuels challenge と称した100年先(まさに2119年ですね)を見据えた燃料開発に関する大学間コンペティションを開催するなど、意欲的に活動しています。

予定通り計画が進めば2021年にはSAFを製造する工場の建設を開始し、早ければ2024年にはSAFを燃料とした飛行機が運航されるかもしれない、とのこと。

これは楽しみですね。

SAF:持続可能な航空燃料

さて、このSAF(持続可能な航空燃料)なるもの、かーちゃん初耳でしたのでちょっと調べてみました。

すると、どうやら航空業界ではすでに周知の存在のようでして、航空機による二酸化炭素排出量を削減するために現状もっとも現実的かつ効果的な手段として挙げられているのが、SAFの使用だそうです(参照:WORLD ECONOMIC FORAM 世界が求めるカーボンニュートラルなフライト、実現に向けた一歩

なお、ブリティッシュ・エアウェイズに先駆けて、オランダのKLM航空もSAFの開発事業に取り組むことを表明しております。

SkyNRG, KLM and SHV Energy announce project first European plant for sustainable aviation fuel | SkyNRG
    Amstelveen, 27 May 2019 – KLM Royal Dutch Airlines has committed itself for ...

KLMはSkyNRGをはじめとするオランダ内外の企業と共同で世界初になるとされるSAF製造工場を建設し、2022年には本格的な製造を開始することを予定しているようです(具体的には記載されていないのですが、この場合の「世界初」というのは航空会社が主体となったSAF製造工場の建設を指していると思われます)

そしてなんと、シェルさんはこちらにも一枚噛むことになったとか。

Shell Aviation to support SkyNRG's Dutch SAF production facility development and secures fuel purchase option on GreenAir Online
Wed 20 Nov 2019 - Shell Aviation has expanded its interests in sustainable aviat...

ちなみに、世界で初めてSAFを提供しはじめたのはBPだそうで、同社はNESTEやスウェーデンのローカル航空会社と共同で、 “Perfect Flight” と銘打った持続可能な航空事業の運営を目指すプロジェクトを展開しています。

Aviation industry players collaborate on first regional aviation ‘Perfect Flight’ in Sweden
Braathens Regional Airlines has collaborated with Air BP, ATR and Neste to achie...

航空会社もただ闇雲に飛行機を飛ばしているわけではないのです。

いただいたのは配当金だけではない

「飛び恥」を受けた一連の報道を前に、ただただ飛行機を否定して「乗らない」選択をするのではなく、「環境によい形で乗る」ことを模索できないものか(報道事態もその方向に展開しないものか)と思っていたかーちゃんとしては、シェルさんきっかけでまた新しい(すでに古い?)世界の動きに触れることができて、より楽しい気分になりました。

そう、配当金というのはただ不労所得として入金されるのではなく、その配当金を出した企業を通して社会のことを知るきっかけにもなるのです。

ただただお金を投入するだけでなく、世界をより深く掘り下げる機会をもたらしてくれる「投資」は本当におもしろいなあ、と改めて感じつつ、かーちゃんは今日も次なる投資先を模索するのです。

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